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念願だったあの山に・・・

念願だったあの山に・・・。一般登山者向けとしては、最強レベルの登山コース。奥穂高岳から西穂高岳の縦走コースに行ってまいります。いつかは行かれるかと、いつかこそは、順を追ってレベルアップして、ついにこの日を迎えることになりました。この日記を書いているということは無事に帰って来られたということですが、このコースは滑落して亡くなる方も多数の最強・最悪コース。頑張って行ってまいります。
上高地から涸沢・奥穂高岳に上がって一泊。懸案のジャンダルムを通過して西穂高岳。西穂山荘に2泊目をして、3日目に上高地に戻る2泊3日の最強コースでまいります。
沢渡の駐車場。ちょっとご無沙汰している間に、めちゃめちゃキレイに近代的に生まれ変わっていました。
こちらは、変らずの上高地のバスターミナル。登山客が早朝にも関わらずいっぱいです。
あまりにも有名な「河童橋」。早すぎて観光客はまだいません。
梓川沿いを進みます。今日中に奥穂高岳まで登らなくてはいけませんので、のんびりはしていられません。
横尾に着きました。明日の予報が初めから悪かったので、この時点ではここに常駐していたレンジャーにも、明日は行かないようにと言われていましたし、私たちも穂高岳山荘で一杯やって降りてくるつもりでした。
本谷橋を渡ります。の前にちょっと河原で小休止。
涸沢に着きました。右の涸沢小屋方面に行きます。その方が近いので。
涸沢小屋に着きました。
ザイテングラードの取り付きです。涸沢カールに伸びている樹木の生えている短めの尾根です。
穂高岳山荘に着きました。今日の予定はここまで。明日の天気予報は、雨模様でしたので、この時点では飲んで帰るだけ・・。のつもりでおりました。
小屋前でブロッケン現象です。あまりいい天気とは言えないですが、いいもん見せてもらったということでした。
小屋の晩ご飯です。明日に備えて一応飲みすぎには注意です。
天気予報に反して、朝からいい天気です。これなら行かれそうです。月もきれいに見えています。私は朝の月が大好きです。今日は良い日になるといいですが・・・。そうは言っても、午後からは雨の予報がやはり出ていますので、なるべく早めに出発です。
雲が多いもののご来光もしっかり。
朝食をしっかりいただいて出発です。
小屋のすぐ横から急登です。動きの悪い早朝には応えます。
奥穂高岳山頂が見えてきました。ここまでは何回か来ていますので、さほど問題はありません。
写真左。これがかの「ジャンダルム」と言われている岩山です。まだ遠いですが・・・。
山頂に着きました。3190m、穂高神社に今日の無事を祈願して、西穂高岳に向かいます。
写真左。山頂からの槍ヶ岳です。写真右。今から向かう、馬の背からジャンダルムです。
ここからジャンダルムまでの「馬の背」。うわさ通り。まあ、立てない。怖くて、2本脚では私は立てません。平気で歩いている人もいますが、私は無理。
写真など撮っている場合ではありません。歩いていくだけで必死。落ちたら一巻の終わりです。
すぐそこなんですが、なかなか近づきません。
ジャンダルムの真下までやっと来ました。直登できるそうですが、私らみたいな素人では無理との事で、反対側に回り込んでから登ります。その方が簡単だということらしいので・・・。そうは言っても回り込むだけでも大変。登山靴一足分の足場の岩の真ん中に亀裂が・・。亀裂の外側を踏む勇気は私にはありません。300m以上下まで何もありませんから。かと言って内側を踏むと、谷側に体が反って、おまけにリュックの重さで谷に落ちそう。つかまるくさりなども設置無し。今まで山やってきて、初めて”無理!”って思いました。
ジャンダルムの山頂に着きました。とても写真など撮っている余裕がなく、あっという間に着いてしまったようですが、必死。
これが、有名な”天使!?” 、”魔女!?”の標識です。
何とか念願の「ジャンダルム」に着きました。ここからもまだまだ厳しいところが続きます。気合を入れなおして出発です。
例の”あいつ”と一緒でした。
天狗のコル、に着きました。狭い範囲ではありますが、少しだけ腰を下ろして休めるが所があります。しばし休憩。
まだまだこんなところが続きます。雨降りだったらとてもじゃないけど滑って降りられそうもありません。
「間ノ岳」とペンキで書いてあるだけのピークです。
さっき通ったところと比べればだいぶマシではありますが、稜線の白っぽく見える尖がっているところを歩いていくわけですから、おかしいと言えばオカシイ奴らです。
垂直とは言いませんが結構な急角度。登ります。降りるよりはよっぽどましですけど・・・。向こうに西穂高岳が見えてきました。山頂に数人いるのが判ります。
西穂高岳山頂です。うっかりして標識だけの写真を取り忘れて・・・。個人情報ですので、息子とはいえ顔出しNGですいません。デブな私に似ないで意外と細い。でもー最近いろいろ成長中。気をつけていただきたいものです。
13時を過ぎ、予報通り怪しくなってきました。
ついにぽつぽつ来ました。ここからはさほど危険個所が無いので大急ぎです。
西穂高岳 独標 です。西穂高岳には途中までロープウェイが掛かっていますので、比較的経験の浅い方でもここまでは気楽に来られるそうです。レンズに水滴がかかるくらい降ってきました。スリップしないように大急ぎで小屋まで・・・。
もうすぐ小屋だから先に行っていいと言ったら、あっという間に置いて行かれました。
やっとこ小屋が見えてきました。何とかひどいことになる前に着きそうです。
西穂山荘の夕食と朝食です。まあその間の時間には、今日の無事と、念願だったあの山に行かれたということで、2人でずいぶん盛り上がりました。次の日は上高地に降りるだけですので・・・。
今日は朝から土砂降り。カメラが壊れそうですので、小屋の軒下まででおしまいにします。ビニールにしっかりくるんで帰ります。上高地に着くまでずっと大雨。バスに乗るのにレインウエアを着たままというわけにいきませんので脱ぎましたが、中もビショビショ。結局、全とっかえ。
この雨が昨日じゃなくて本当に良かった。雨降りなら絶対に無理なほど厳しいコースでした。難易度が高いのもそうですが、その緊張感を5時間も6時間も持続するのが一番大変でした。これ以上の厳しいコースは、さすがにもう何度も行かれません。この歳で行かれてよかった。年々若くなるわけではないので・・・。
またどっか行ったら更新いたします。よかったら見てやってください。

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