長いことご無沙汰しております。6月は休みの度に雨降りで、ほとんどどこにも行かれず、また、会社の雑務に追われ、決算月でもあり、休みが有っても更新する暇がない日々がずっと続いて今日になってしまいました。申し訳ございません。
毎年夏山に一緒に出掛けておりました息子が結婚してしまい、勝手に一人で出かけることができなくなったので、息子同様夏山登山には、以前から毎年一緒に出かけてはおりましたが、今年の日記は娘の登場となりました。数年前に息子と出かけた「剱岳」に行って参りました。
今年の猛暑は、標高の高いところでもお構いなしで、アルペンルートの始発の時間でも相当に暑いです。
関電のトロリーバスは今シーズンで見納めだそうです。
黒部ダムに着きました。手すりがこの高さですからね・・・。落ちた人はいないんでしょうかね。
高い山には登っても、こういう単純に高いところは怖くてあまり近寄れません。
ケーブルカー・ロープウェイと乗り継いで行きます。ここのケーブルカーは、全線地下ですので、全く景色はありません。
最初の関電のトロリーバスが無くなってしまうと、これが最後の営業トロリーバスになるそうです。
室堂に着きました。雲一つないいい天気です。猛暑は辛いですが、高気圧に覆われて唯一良いことは、山で天気が良いこと。夕立の心配も今のところありません。
今年は雪が多かったせいか、7月後半でも残雪が多いです。
室堂すぐの、草の斜面ですが、どこかに雷鳥が写っています。いることはいるのですが、よくわかりませんでしたので、とりあえず写しておきました。おーきく伸ばすと写っていました。
誰もいないように写っていますが、写らないようにしているだけで、周りは中国・韓国人をはじめ外国の人がいっぱい。日本人より多いかも。
室堂でこの季節にスキーをしている人が数十名いますが、ここでしてもいいのか!?
この橋が、山やる人とやらない人との境目です。ここから先は、経験者でないとキツイ領域です。
剣御前小屋に着きました。息子と来るときは、ひたすら時間との勝負。一日でどこまで行かれるかという感じでしたが、娘と一緒ではそうもいかず、今日の行程は4時間~5時間。ゆっくりここで昼食にラーメンでもいただいて行きます。
剱岳が見えました。明日、あそこに行きます。
雪渓を渡っていきます。大して危なくはありませんが、滑って落ちると結構下まで行ってしまいます。
剱山荘に着きました。山小屋には珍しく、シャワー室があります。さっぱりしてから一杯やります。明日に備えてほどほどに。
息子と一緒の登山はこっちが”お荷物”にならないように必死ですが、娘と、しかも”劔”ですとこちらも多少緊張します。
さすが岩の殿堂。鎖が続きます。
写真では、さほどでないかもしれませんが靴一足分の幅です。
緊張と緩和。傾斜は急ですが、落ちる心配がないだけ ”ほっと” します。
こんな急峻な土地にも花は咲きます。
天気は良いんです。景色も最高です。ただ暑いです。
前劔に着きましたが、先を急ぎます。自分も気にして、娘も気にして。精神の消耗が激しいです。
剱岳が見えていても近づいて来ません。ただ、よそ見をしている余裕はありません。しっかり足元を気にして・・。
劔岳に今年したのは、娘が「岩場が好き」って言っていたから。でも、ここまでハードなのはやっぱり嫌みたい。
せっかく登ったのに下ります。大きな岩の斜面ですから、雨の日は無理だろうなー。
まあ、ここまで来たら行くしかありません。山頂までもう少し。
なんか今日は、いくら歩いても着きません。時間は以前の時と大して変わらないのですが・・・・。
カニのたてばいにやっと着きました。
物の本には「ほぼ垂直で・・・・」、みたいに書いてありますが、下までくると確かに急ではありますが、登れない角度ではありません。
そうは言っても、カメラを出して撮影している暇はありませんので、あっという間に上部に着いてしまいます。
頂上手前の稜線に出ました。山頂はもうすぐです。
剱岳山頂に着きました。以前息子と来た時と多少遅いだけでかかった時間はたいして変わらないのに、どれだけ登っても着かないし、非常に疲れました。
360度のパノラマです。これを見るだけのために何時間も歩きます。
まあ、いつまでもここに居られるわけではありませんので、ボチボチ下ります。
カニのヨコバイです。最初の一歩が見えなくて怖いはずですが、今回はペンキスプレーで赤くマークしてあったので、問題なく一歩目が出せました。それでも写真のように必死ですけど・・・・。
長い階段を降ります。向こう側にまたぎ越すのが一番怖いです。
公衆トイレとの事ですが、使えるんでしょうかね!?
もう少し気の抜けない区間が続きます。
せっかく降りてきたのに、また登ります。
剱山荘が見えてきました。ここまで来ればもう平気です。
3日目もいい天気。今日はゆっくり帰ります。
帰るだけですから今日は余裕。お花畑も眺める余裕があります。
剱岳が見えるのもここまで。大変でしたが楽しい山行きでした。娘は毎年のことながら「もー二度と来ない」と申しております。
室堂に向かって降りていきます。
室堂全体です。山やらずに、ここだけ散策すらならこんな気持ちのいいところもないでしょうね。外国人が多いのもわかるような気がします。
黒部湖を見ながら、扇沢まではもう少し。
普段あまり運動らしいことをしていない。娘にはちょっとハードな山行きだったでしょうか。それでも特に嫌がらず、毎年二人で出かけられるのは、男親としてはうれしい限りでありますが、この先ずーっとというのも、困りもの。息子のようにどっかのタイミングで離脱して行ってもらわないと・・・。それまでもう少し楽しましてもらいますか。
またどっか行って更新できましたら見てやってください。
2018-09-02 17:23